総説・解説等 - 鳥居　秀成

多焦点眼内レンズのコントラスト感度とグレア・ハロー症状

鳥居 秀成

眼科手術 （メディカル葵出版）  26 （ 3 ） 419 - 425 2013年

記事・総説・解説・論説等（学術雑誌）, 単著,  ISSN  0914-6806

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多焦点眼内レンズ(intraocular lens:IOL)は、白内障術後の眼鏡依存率を軽減することから、白内障手術の際に多焦点IOL挿入を希望する症例が徐々に増えてきている。多焦点IOLは光学特性により回折型と屈折型に大別されるが、両者ともコントラスト感度の低下やグレア・ハローといったphotic phenomenaと呼ばれる視機能低下を生じ、多焦点IOL挿入後の不満症例の主な原因となっている。メタ解析をした既報でも単焦点IOLと比較して多焦点IOLではグレア・ハローが多いということが示された。回折型多焦点IOLでは光の回折現象を利用しており、2次より高次の回折光がコントラスト感度低下の原因となる。また、回折型・屈折型ともに多焦点IOLでは、網膜上にそれぞれ遠方・近方焦点以外の光があたり、これがグレア・ハローの原因となる。多焦点IOLのハローの大きさは近方加入度数・角膜屈折力・瞳孔径・年齢などにより影響をうける。多焦点IOL挿入の際には個々の症例に多焦点IOLが適するのかどうか、またどの種類の多焦点IOLを使用するのか、術前データだけでなく患者の職業や趣味も考慮し、慎重に判断する必要がある。また、多焦点IOL挿入後の見え方の不満から、単焦点IOLへ交換を希望する症例もあるため、術前の十分なインフォームド・コンセントが必要である。(著者抄録)

屈折矯正手術ガイドライン・講習会　

鳥居 秀成

眼手術学４　角膜・結膜・屈折矯正 （文光堂）     500 - 501 2013年

記事・総説・解説・論説等（学術雑誌）, 共著

屈折矯正手術適応と各種資格

鳥居 秀成

眼手術学４　角膜・結膜・屈折矯正 （文光堂）     502 - 505 2013年

記事・総説・解説・論説等（学術雑誌）, 単著

老視の治療(多焦点眼内レンズ)

鳥居 秀成

眼科 （金原出版）  55 （ 11(10月臨時増刊) ） 1378 - 1392 2013年

記事・総説・解説・論説等（学術雑誌）, 共著

屈折矯正・白内障手術 5 老視の治療(多焦点眼内レンズ)

鳥居秀成, 根岸一乃

眼科 55 （ 11 ）  2013年

ISSN  0016-4488

【屈折矯正手術】Toric IOL

鳥居 秀成, 根岸 一乃

眼科 （金原出版(株)）  54 （ 12 ） 1753 - 1765 2012年11月

ISSN  0016-4488

トーリック眼内レンズ乱視矯正誤差と固定位置

渡邊 一弘, 根岸 一乃, 鳥居 秀成, 佐伯 めぐみ, 重野 雄太, 川合 美穂, 荻野 理香, 坪田 一男

日本眼科学会雑誌 （(公財)日本眼科学会）  116 （ 臨増 ） 314 - 314 2012年03月

ISSN  0029-0203

【屈折矯正の新しい流れ】屈折矯正手術(眼内レンズ編)　[水晶体摘出後の眼内レンズ　調節眼内レンズ]　種類と適応

鳥居 秀成

あたらしい眼科 （(株)メディカル葵出版）  28 （ 臨増 ） 243 - 246 2012年01月

ISSN  0910-1810

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1.調節眼内レンズ(IOL)には光学部が1枚のタイプと2枚のタイプがある。2.光学部が1枚のものは、光学部の移動で調節をする。調節力がIOLパワーに依存する。3.光学部が2枚のものは、前方にある光学部の前後移動により調節をする。IOLパワーは後方の光学部で調整する。4.調節IOLはアメリカでは食品医薬品局(Food and Drug Administration:FDA)により承認されているものもある。(著者抄録)

【有水晶体眼内レンズの現状】前房型(虹彩支持型)レンズ

鳥居 秀成, 根岸 一乃

眼科手術 （(公社)日本眼科手術学会）  25 （ 1 ） 52 - 59 2012年01月

ISSN  0914-6806

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虹彩支持型有水晶体眼内レンズの歴史は1978年に始まり、現在臨床で使用できるのはArtisanとArtiflexである。Artisanは10年、Artiflexは数年の安全性と有効性が報告されている。虹彩支持型有水晶体眼内レンズの利点はすべての眼にワンサイズで対応でき、常にレンズの状態が一目で把握でき、水晶体への影響が少なく、トーリックタイプでは術後回旋がない、といった特長がある。欠点は、虹彩固定の際の手術手技がやや煩雑であり、外傷時に有水晶体眼内レンズが虹彩から外れる可能性がある。(著者抄録)

Toric IOL

鳥居秀成、根岸一乃

眼科 （金原出版）  54 （ 12 ） 1753-1765 2012年

記事・総説・解説・論説等（学術雑誌）, 共著

近視の進行予防は可能か

鳥居秀成、不二門尚

眼科 （金原出版）  54 （ 4 ） 407-425 - 425 2012年

記事・総説・解説・論説等（学術雑誌）, 共著,  ISSN  0016-4488

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近視の疫学、近視の発生機序に関する実験的検討、近視の原因としての環境因子と遺伝因子について解説し、近視進行予防の可能性について述べた。現時点での近視進行予防の戦略としては、網膜像の改善として軸外収差を抑制(眼鏡、コンタクトレンズ、オルソケラトロジー)、網膜内情報伝達系の修飾(ムスカリン作動阻害薬などの薬剤)、強膜のリモデリングの修飾(MMP-2阻害薬や強膜補強術など)、および環境因子の改善が挙げられる。

乱視矯正IOL

鳥居秀成、根岸一乃

眼科 （金原出版）  54 （ 7 ） 897-912 - 912 2012年

記事・総説・解説・論説等（学術雑誌）, 共著,  ISSN  0016-4488

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乱視矯正眼内レンズ(Toric IOL)は角膜乱視がある症例が適応となり、オートレフラクトメーターではなくオートケラトメーターで適応を判断する。基本的に適応はオートケラトメーターで角膜乱視が1D以上の症例である。最もよい適応は、左右の眼で乱視の度数に差を認める症例や、倒乱視・斜乱視の症例である。不正乱視を除外するために、可能な限り角膜形状解析を行う。Toric IOLの歴史と利点、Toric IOLの概要、術前の留意点、術中(手術室に患者入室後から手術終了まで)、術後評価、手術成績、問題点、今後の展望について述べた。

有水晶体眼内レンズの現状．前房型（虹彩支持型）レンズ

鳥居秀成、根岸一乃

眼科手術 （日本眼科手術学会編集）  25 （ 1 ） 52-59 2012年

記事・総説・解説・論説等（学術雑誌）, 共著

Inflammation after phakic implants

Torii H., Negishi K., Dogru M., Saiki M., Yamaguchi T., Watanabe K., Kato N., Tsubota K.

Ophthalmology （Ophthalmology）  118 （ 12 ）  2011年12月

ISSN  01616420

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【眼科最新手術】眼内レンズ矯正手術　Toric IOLによる乱視矯正白内障手術

鳥居 秀成, 根岸 一乃

眼科 （金原出版(株)）  53 （ 10 ） 1401 - 1409 2011年09月

ISSN  0016-4488

多焦点眼内レンズセミナー　多焦点眼内レンズの度数ずれ

鳥居 秀成, 根岸 一乃

あたらしい眼科 （(株)メディカル葵出版）  28 （ 7 ） 995 - 996 2011年07月

ISSN  0910-1810

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多焦点眼内レンズ挿入術後の度数ずれ(残余屈折異常)は不満の主原因となりえる。対処法としては、眼鏡やコンタクトレンズによる保存的治療と、眼内レンズ交換、輪部減張切開術、エキシマレーザー手術などの観血的治療がある。観血的治療は、術後屈折の安定や多焦点機構順応期間も考慮して術後しばらく経過観察してから行うべきである。(著者抄録)

【トーリック眼内レンズの現状】さまざまな軸マーキング法と手術手技

鳥居 秀成, 根岸 一乃

眼科手術 （(公社)日本眼科手術学会）  24 （ 3 ） 277 - 285 2011年07月

ISSN  0914-6806

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乱視矯正眼内レンズの手術手技のなかでも重要な位置を占める軸マーキング法と軸固定について概説した。(著者抄録)

【多焦点眼内レンズ導入後の問題点】多焦点眼内レンズ入れ替え症例の検討

鳥居 秀成, 根岸 一乃

IOL & RS （(株)杏林舎内「IOL&RS」編集事務局）  25 （ 1 ） 13 - 16 2011年03月

ISSN  1341-3678

Toric IOLによる乱視矯正白内障手術

鳥居秀成、根岸一乃

眼科 （金原出版）  53 （ 10 9月臨時増刊号 ） 1401-1409 2011年

記事・総説・解説・論説等（学術雑誌）, 共著

学校近視の現況に関する2010年度アンケート調査報告

鳥居秀成、不二門尚、宇津見義一

日本の眼科 （(公社)日本眼科医会）  82 （ 4 ） 531－541 - 8 2011年

その他, 共著,  ISSN  0285-1326