総説・解説等 - 菊池　潤

TCZ+MTX併用で寛解となったRA患者におけるMTX中止に関する前向き研究

柴田明子, 酒井亮太, 菊池潤, 千野健太郎, 近藤恒夫, 奥山あゆみ, 武井博文, 天野宏一

日本リウマチ学会総会・学術集会プログラム・抄録集 （(一社)日本リウマチ学会）  60th   485 - 485 2016年03月

急速に拡大した腫瘤性肺病変と壊疽性膿皮症を合併した多発血管炎性肉芽腫症の一例

寺尾 政昭, 近藤 恒夫, 柴田 明子, 酒井 亮太, 菊池 潤, 千野 健太郎, 奥山 あゆみ, 武井 博文, 天野 宏一

関東リウマチ （関東リウマチ研究会）  49 （ 49 ） 227 - 236 2016年03月

ISSN  0911-4807

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症例は22歳女性で、左下腹部痛が持続し、咳嗽、膿性痰が出現した。経口セフェム系抗生剤は効果なく、CTで右肺尖部に陰影を認めた。抗生剤を投与したが効果なく、肺陰影増大、CRP悪化を認めた。PR3-ANCA陽性で、単純レントゲン上も、2週間の経過で急速に右上葉浸潤影が増悪した。副鼻腔炎、歯肉炎も軽微に存在し、肺腫瘤性病変、尿蛋白陽性・潜血陽性、皮膚組織で巨細胞を伴う壊死性肉芽腫性炎、PR3-ANCA陽性で、GPAと診断した。GPAに対してステロイドパルス療法を開始した。ステロイドに非常によく反応し、CRPは改善したが、mPSLに変更後、微熱、CRP悪化を認めた。PSLにしたところでさらにCRP上昇、咳嗽が増加したためハーフパルスを施行した。その後、再度CRPと咳嗽が増悪し、血漿交換し、ステロイドハーフパルス施行、シクロホスファミドパルス療法隔週投与と併用した。CRP、咳嗽を鎮静化し、入院4ヵ月後に退院した。

成人発症スティル病に対するトシリズマブ単独療法の有用性

近藤恒夫, 柴田明子, 酒井亮太, 菊池潤, 千野健太郎, 奥山あゆみ, 武井博文, 天野宏一

日本リウマチ学会総会・学術集会プログラム・抄録集 （(一社)日本リウマチ学会）  60th   391 - 391 2016年03月

Prospective Study about Extension of Dosing Interval with Tocilizumab Therapy in Rheumatoid Arthritis Patients in Remission Maintenance

Jun Kikuchi, Akiko Shibata, Ryota Sakai, Kentaro Chino, Tsuneo Kondo, Ayumi Okuyama, Hirofumi Takei, Koichi Amano

ARTHRITIS & RHEUMATOLOGY （WILEY-BLACKWELL）  67 2015年10月

ISSN  2326-5191

Combined Proliferative and Membranous Lupus Nephritis: Is the Prognosis Really Poor?

Ryota Sakai, Akiko Shibata, Kentaro Chino, Jun Kikuchi, Tsuneo Kondo, Ayumi Okuyama, Hirofumi Takei, Koichi Amano

ARTHRITIS & RHEUMATOLOGY （WILEY-BLACKWELL）  67 2015年10月

ISSN  2326-5191

Novel Function of Tocilizumab As a Modulator of Interleukin-27-Mediated Anti-Inflammatory Responses.

Misato Hashizume, Jun Kikuchi, Keiko Yoshimoto, Tsutomu Takeuchi

ARTHRITIS & RHEUMATOLOGY （WILEY-BLACKWELL）  66   S1257 - S1257 2014年10月

ISSN  2326-5191

関節リウマチの治療 生物学的製剤(TNF阻害薬以外) アバタセプト投与関節リウマチ患者における血清サイトカインおよび末梢血単核球サブセットの検討

菊池 潤, 吉本 桂子, 鈴木 勝也, 竹内 勤

日本リウマチ学会総会・学術集会プログラム・抄録集 （(一社)日本リウマチ学会）  58回   349 - 349 2014年03月

bio-naive関節リウマチ患者におけるトシリズマブおよびインフリキシマブ治療による血清バイオマーカーの推移

泉 啓介, 金子 祐子, 橋詰 美里, 仁科 直, 菊池 潤, 吉本 桂子, 竹内 勤

日本リウマチ学会総会・学術集会プログラム・抄録集 （(一社)日本リウマチ学会）  58回   679 - 679 2014年03月

W1-4 トシリズマブおよびアバタセプト投与関節リウマチ患者の末梢血単核球サブセットの検討

菊池 潤, 橋詰 美里, 吉本 桂子, 鈴木 勝也, 竹内 勤

日臨免誌 （日本臨床免疫学会）  37 （ 4 ） 304b - 304b 2014年

ISSN  0911-4300

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【目的】トシリズマブ（TCZ）およびアバタセプト（ABT）投与関節リウマチ（RA）患者における末梢血単核球サブセットと活性化マーカーの変動および臨床効果との関連を対比し明らかにすること．【方法】当院でTCZおよびABTを導入した，生物学的製剤使用歴のないRA患者39例と49例の投与前，投与後24週，TCZのみ52週までの末梢血単核球を細胞表面染色後，フローサイトメトリーで解析した．【結果】投与前のTCZ群およびABT群の平均年齢は54.8歳および65.8歳（p＜0.01），平均SDAIは21.1および23.7（p＝0.33），MTX併用率は30.8％および70.6％（p＜0.01）であった．TCZ群はCD4+T細胞中のTreg割合が増加し，疾患活動性の変動と逆相関を示した．また，Treg上のHLA-DR発現が亢進し，B細胞中のmemory B細胞分画の割合および単球中のCD16+CD14+単球の割合が減少した．一方，ABT群はTregを含めたCD4+T細胞の活性化が全般的に低下し，Th1上のHLA-DR発現割合が疾患活動性と相関した．【結論】TCZはIL-6経路阻害によりFoxP3発現を亢進しTreg分化を促進する可能性が考えられた．一方，ABTはCD28経路阻害によりTreg分化を抑制するが，他のT細胞機能抑制により臨床効果を得る可能性が示唆された．

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P5-11  生物学的製剤不応活動性関節リウマチ患者における末梢血単核球サブセットの活性化

菊池 潤, 小川 祥子, 高岡 初誉, 亀田 秀人, 吉本 桂子, 竹内 勤

日本臨床免疫学会会誌 （The Japan Society for Clinical Immunology）  36 （ 5 ） 396b - 396b 2013年10月

ISSN  0911-4300

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【目的】生物学的製剤にも不応の関節リウマチ（RA）難治例の免疫学的病態を解析し，難治性RAの免疫学的特徴を明らかにするとともに，次なる治療標的の選択に役立てること．【方法】生物学的製剤投与下でも中等度以上の疾患活動性が持続したRA患者16例と健常コントロール12例の末梢血単核球を用いて，Th1，Th2，Th17，Tregを含むCD4陽性T細胞，CD8陽性T細胞，B細胞，単球，NK細胞の活性化を，フローサイトメトリーにより細胞表面マーカーで解析した．【結果】RA患者は平均年齢63.5歳，平均罹病期間142か月，TNF阻害剤不応11例，IL-6R阻害剤不応5例であった．CD4陽性Th1，Th17，CD8陽性T細胞，単球，サイトカイン産生CD56^highCD16^dimNK細胞において，活性化マーカーHLA-DR陽性細胞の割合はいずれのサブセットにおいても，健常コントロールと比較してRAで有意に高値であった．また，CD4陽性細胞上のOX40発現の割合もRAで有意に高値であった．【結論】生物学的製剤不応のRA患者末梢血では，多岐にわたる細胞サブセットが活性化しており，それらが協調的にRA活動性を持続させていることが示唆され，様々な治療標的が選択肢となりうると考えられた．<br>

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関節リウマチの治療 生物学的製剤(TNF阻害薬以外) 高感度ELISA測定系を用いたアバタセプト投与関節リウマチ患者における血中サイトカインの検討

菊池 潤, 亀田 秀人, 吉本 桂子, 竹内 勤

日本リウマチ学会総会・学術集会・国際リウマチシンポジウムプログラム・抄録集 （(一社)日本リウマチ学会）  57回・22回   391 - 391 2013年03月

P5-11&emsp;&emsp;生物学的製剤不応活動性関節リウマチ患者における末梢血単核球サブセットの活性化

菊池 潤, 小川 祥子, 高岡 初誉, 亀田 秀人, 吉本 桂子, 竹内 勤

日臨免誌 （日本臨床免疫学会）  36 （ 5 ） 396b - 396b 2013年

ISSN  0911-4300

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【目的】生物学的製剤にも不応の関節リウマチ（RA）難治例の免疫学的病態を解析し，難治性RAの免疫学的特徴を明らかにするとともに，次なる治療標的の選択に役立てること．【方法】生物学的製剤投与下でも中等度以上の疾患活動性が持続したRA患者16例と健常コントロール12例の末梢血単核球を用いて，Th1，Th2，Th17，Tregを含むCD4陽性T細胞，CD8陽性T細胞，B細胞，単球，NK細胞の活性化を，フローサイトメトリーにより細胞表面マーカーで解析した．【結果】RA患者は平均年齢63.5歳，平均罹病期間142か月，TNF阻害剤不応11例，IL-6R阻害剤不応5例であった．CD4陽性Th1，Th17，CD8陽性T細胞，単球，サイトカイン産生CD56&lt;sup&gt;high&lt;/sup&gt;CD16&lt;sup&gt;dim&lt;/sup&gt;NK細胞において，活性化マーカーHLA-DR陽性細胞の割合はいずれのサブセットにおいても，健常コントロールと比較してRAで有意に高値であった．また，CD4陽性細胞上のOX40発現の割合もRAで有意に高値であった．【結論】生物学的製剤不応のRA患者末梢血では，多岐にわたる細胞サブセットが活性化しており，それらが協調的にRA活動性を持続させていることが示唆され，様々な治療標的が選択肢となりうると考えられた．&lt;br&gt;

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座談会

竹内 勤, 渥美 達也, 長岡 章平, 織部 元廣, 菊池 潤

日本内科学会雑誌 （日本内科学会）  101 （ 10 ） 2926 - 2942 2012年10月

ISSN  0021-5384

【関節リウマチ(RA):診断と治療の進歩】

竹内 勤, 渥美 達也, 長岡 章平, 織部 元廣, 菊池 潤

日本内科学会雑誌 （(一社)日本内科学会）  101 （ 10 ） 2926 - 2942 2012年10月

ISSN  0021-5384

抗IL-17抗体 (特集 リウマチ治療薬の新展開)

菊池 潤, 竹内 勤

医薬ジャーナル （医薬ジャーナル社）  48 （ 6 ） 81 - 84 2012年06月

ISSN  0287-4741

【リウマチ治療薬の新展開】 抗IL-17抗体

菊池 潤, 竹内 勤

医薬ジャーナル （(株)医薬ジャーナル社）  48 （ 6 ） 1499 - 1502 2012年06月

ISSN  0287-4741

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近年、関節リウマチ(RA)における治療選択肢は生物学的製剤の登場により、大幅に広がっている。新たな治療ターゲットとして、炎症性サイトカインの一つであるインターロイキン(IL)-17が注目されている。IL-17は、関節炎モデルマウスで重要な働きが示されており、ヒトにおいても、RA病態との関連を示唆する報告がなされている。現在、RAに対する抗IL-17抗体製剤の治験が進行しており、一定の効果が示されている。本稿では、RAにおけるIL-17に関する知見と治療薬としての抗IL-17抗体の最新の臨床試験結果について論じる。(著者抄録)

生物学的製剤(TNF阻害薬以外) バイオマーカー・PRO IL-6阻害療法とTNF阻害療法ではRA患者末梢血中のCD4+CD45RO+CCR6+CD161+細胞に異なった影響を及ぼす

菊池 潤, 椎名 雅史, 橋詰 美里, 泉 啓介, 吉本 桂子, 亀田 秀人, 竹内 勤

日本リウマチ学会総会・学術集会・国際リウマチシンポジウムプログラム・抄録集 （(一社)日本リウマチ学会）  56回・21回   383 - 383 2012年03月

トシリズマブが奏効した血球貪食症候群合併全身性エリテマトーデス(SLE)の一例

菊池 潤, 花岡 洋成, 金子 祐子, 安岡 秀剛, 瀬田 範行, 亀田 秀人, 桑名 正隆, 竹内 勤

関東リウマチ （関東リウマチ研究会）   （ 45 ） 112 - 119 2012年03月

ISSN  0911-4807

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27歳女。SLEのためPSLを内服中に発熱が持続し、血液検査で白血球減少、血小板減少、赤沈亢進、CRP高値、フェリチン高値、凝固能亢進、免疫グロブリン高値、免疫複合体高値、尿蛋白、抗核抗体、抗ds-DNA抗体、抗RNP抗体、抗SS-A抗体、ループスアンチコアグラント陽性、迅速マイコプラズマ抗原陽性を認めた。また、ガリウムシンチグラフィーで肝臓、脾臓、椎体、長管骨、骨盤骨に集積亢進を認めた。活動性のSLEに対しステロイドパルス療法を施行し、脾腫、LDH高値、フェリチン高値を伴っていたため血球貪食症候群を疑った。骨髄検査を行ったところマクロファージを多く認め、血球貪食像が散見され、臨床像と併せて血球貪食症候群と診断した。タクロリムス投与と大量グロブリン療法を行ったものの治療抵抗性で、IL-6を中心としたサイトカインストームの病態が考えられたためトシリズマブを投与したところ、臨床所見、検査所見、画像所見ともに改善した。

生物学的製剤(TNF阻害薬以外) バイオマーカー 電気化学発光マルチサイトカインELISAを用いた関節リウマチ患者に対するアバタセプトの効果予測

菊池 潤, 亀田 秀人, 吉本 桂子, 金子 祐子, 安岡 秀剛, 瀬田 範行, 桑名 正隆, 竹内 勤

日本リウマチ学会総会・学術集会・国際リウマチシンポジウムプログラム・抄録集 （(一社)日本リウマチ学会）  56回・21回   322 - 322 2012年03月

P2-068&emsp;&emsp;IL-6阻害剤とTNF阻害剤はRA患者末梢血中のCD4+CD45RO+CCR6+CD161+細胞に異なった影響を及ぼす

菊池 潤, 椎名 雅史, 橋詰 美里, 吉本 桂子, 亀田 秀人, 竹内 勤

日臨免誌 （日本臨床免疫学会）  35 （ 4 ） 360b - 360b 2012年

ISSN  0911-4300

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【背景】RAにおけるTh17細胞の病因的意義は不明な点が多い．近年，ヒトTh17細胞の表面マーカーとしてCタイプレクチン様受容体であるCD161が報告された．【目的と方法】RA患者末梢血全血をFACSで解析し，CD4+CD45RO+CCR6+CD161+細胞（以下CD161+細胞とする）のRA病態および治療の影響を探索的に検討した．【結果】RA患者81名（未治療7名，DMARDs治療19名，TNF阻害治療29名，トシリズマブ治療26名），健康成人17名を対象とした．CD4+細胞に占めるCD161+細胞比率はRA無治療群で他の治療群よりも有意に高値であった．健康成人の平均+2標準偏差以上で定めた高値例は，健康成人で0%，RA患者では23%であり，RA患者では，DMARDs治療群（2/19=10.5%）およびトシリズマブ治療群（1/26=3.8%）と比較して，未治療群（5/7=71.4%）およびTNF阻害治療群（11/29=37.9%）で有意に高率であった．さらに，TNF阻害治療群の中で，CD161+細胞高値例は，抗CCP抗体価&gt;100 U/mlではそれ以外と比較して有意に高率であった（66.7%対16.67%）．臨床データを含めた多変量解析の結果，CD161+細胞高値は疾患活動性との相関は示さなかったものの，治療の種類と抗CCP抗体価&gt;100 U/mlが有意な関連因子として抽出された．【結語】RA患者において，未治療例およびTNF阻害剤治療例，抗CCP抗体高値例で，末梢血中CD161+細胞の比率増加が見られた．&lt;br&gt;

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