論文 - 柳沢　遊

学問的論争と歴史認識―小林英夫・福井紳一氏の「批判」によせて

江田憲治・伊藤一彦・柳沢遊

社会システム研究 （京都大学大学院人間・環境学研究科社会システム研究刊行会）   （ 17 ）  2014年03月

研究論文（大学，研究機関等紀要）

高度成長期衣服の衣服産業の展開ー東京立地ワイシャツ製造卸業者の群像

柳沢 遊

同時代史研究 （同時代史学会）   （ 第６ ） 3 - 20 2013年12月

研究論文（学術雑誌）, 単著, 査読有り

「鮮満一体化」構想と寺内正毅・山県伊三郎

柳沢 遊

「韓国併合」100年を問う : 2010年国際シンポジウム （岩波書店）  2011年03月

研究論文（研究会，シンポジウム資料等）, 単著

1940年代初頭大連日本人個人経営者の経歴について

柳沢 遊

経済学研究 （九州大学経済学会）  70 （ 4・5 ） 1-23 2004年04月

研究論文（大学，研究機関等紀要）, 単著, 査読有り

旧制横浜高商資料の特徴について（ワークショップの記録　植民地資料と植民地研究）

柳沢 遊

エコノミア 52 （ 2(通号150) ） 69-75 2001年11月

研究論文（大学，研究機関等紀要）, 単著

帝国主義　帝国主義と在外居留民－「帝国意識」とその社会的基盤（特集＝帝国－グローバリゼーションへの新視角）

柳沢　遊

現代思想 29 （ 8 ） 152-162 2001年07月

研究論文（学術雑誌）, 単著, 査読有り

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大連と青島を対象地域として、在外日本人居留民にとって戦争と「植民地」獲得がいかなるものとして受けとめられ、自らの営業発展の好機と認識していたかを、「帝国意識」史研究の視点から解明した。

青島日本人居留民団における低利資金問題の展開

柳沢　遊

日本植民地研究  （ 13 ） 1-18 2001年06月

研究論文（学術雑誌）, 単著, 査読有り,  ISSN  0915-0951

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山東還付という「国策変更」にともなって不動産担保の低利資金が青島日本人居留民に貸し付けられていく経緯を明らかにし、さらに居留民団における低利資金運用が、居留民団指導部の交代と連動しながら居留民団の内紛を引き起こし、青島日本人居留民社会の統合の危機を醸成していく論理を究明した。

在「満州」日本人商工業者の衰退過程－1921年大連商業会議所会員分析－(小特集：経済史シンポジウム－経済史における「停滞」と「没落」）

柳沢　遊

三田学会雑誌 92 （ 1 ） 47-80 1999年04月

研究論文（学術雑誌）, 単著,  ISSN  0026-6760

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1921年の大連商業会議所会員から大企業支店長居をのぞく258人（275社)の動向を「発展型」、「現状維持型」、「業績悪化型」、「閉店休業型」の4タイプにわけ、後２者の会員の1920年恐慌前後の変動を、「好況期企業投資型」実業家と「本業業績低迷」型営業者中心に分析した。

戦時期アジアにおける日本人経済団体の研究

柳沢 遊

文部省科学研究費補助金研究成果報告書　基盤研究（C) 1999年

研究論文（その他学術会議資料等）, 単著

戦時労働力の給源と動員－農民家族と都市商工業者を対象に－ ([1995年度土地制度史学会秋季学術大会]大会報告・共通論題:第二次大戦期の日本資本主義－戦時経済の歴史的位置）

大門正克 柳沢　遊

土地制度史學 38 （ 3 ） 28-30,38-45,46-47 1996年04月

研究論文（学術雑誌）, 共著, 査読有り

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都市工業者を対象とした太平洋戦争木の労働力動員の日本的特質を「給源」としての商業家族経営の側から考察した。「半転業」形態で家業を継続しようとした商店経営者が、1934年夏以降「根こそぎ動員」によって、商業経営の解体に追い込まれていくことを明らかにした。

「満州」商工移民の具体像－日露戦後の満州渡航事情（近代日本の「移民」を問いなおす＜特集＞）

柳沢　遊

歴史評論  （ 513 ） 42-53 1993年01月

研究論文（学術雑誌）, 単著, 査読有り

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大連の初期財界組織である大連実業会会員の経歴分析により、下は「徒手空挙」に近い単身渡航から、上は大企業の支店長赴任に至るまで多様で重層的な対「満州」進出パターンが存在していたことを明らかにした。

中小企業の政策（第４章第４節）

柳沢　遊

通商産業政策史　第3巻[第1期.戦後復興期(2)] （東京　通商産業調査会）     613-709 1992年06月

共著

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1940年代後半期の中小企業政策の立案・施行過程をG.H.Q.の中小企業政策、組織化政策、金融政策、企業診断政策に力点を置いて叙述した。

貝原収蔵日記抄－在華日本人実業家の社会史－２－

柳沢 遊

東京農工大学一般教育部紀要  （ 26 ） 29-39 1989年

研究論文（大学，研究機関等紀要）, 単著

貝原収蔵日記抄－在華日本人実業家の社会史－１－

柳沢 遊

東京農工大学一般教育部紀要  （ 25 ） 1-17 1988年

研究論文（大学，研究機関等紀要）, 単著

1910年代日本人貿易商人の青島進出

柳沢 遊

産業経済研究 27 （ 1 ） 203-239 1986年06月

研究論文（学術雑誌）, 単著,  ISSN  0389-7044

1920年代前半期の青島居留民商工業

柳沢　遊

産業経済研究 25 （ 4 ） 711-752 1985年03月

研究論文（学術雑誌）, 単著,  ISSN  0389-7044

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1910年代末戦後ブーム期に急成長した青島居留民経済が1920年代恐慌と山東還付（1922年）に直面して、いかなる変容を蒙ったかを、特産物貿易部門と工業部門に焦点をあてて考察した。青島守備軍の下で手厚い保護政策によって叢生した多くの中小工業者が1920年代初頭に事業不振・休業に追い込まれていくことを明らかにした。

奉天における「奉天票暴落」問題と「不当課税」問題の展開過程－張作霖爆殺事件の歴史的前提－

柳沢　遊

東京大学経済学研究  （ 24 ） 48-59 1981年12月

研究論文（学術雑誌）, 単著, 査読有り,  ISSN  0285-8134

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奉天（中国東北部）における日本人商人は1926〜27年に「奉天栗暴落」と「不当課税」問題に直面し、その「解決」にむけた奉天商業会議所の運動が、反軍閥意識を強めていき、張作霖爆殺を誘発する社会的経済的条件形成に合流していくことを論証した。

「満州事変」をめぐる社会経済史研究の諸動向(満州事変50年＜特集＞）

柳沢　遊

歴史評論  （ 377 ） 50-59 1981年09月

研究論文（学術雑誌）, 単著,  ISSN  0386-8907

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日本帝国主義の「満州」侵略をめぐる1970年代の研究動向を①満鉄を中心とする鉄道史、②植民地金融政策史③在満居留民経済史④日本企業の中国侵出史の４分野にわけて考察した。

1920年代「満州」における日本人中小商人の動向

柳沢　遊

土地制度史學 23 （ 4 ） 1-18 1981年07月

研究論文（学術雑誌）, 単著, 査読有り,  ISSN  0493-3567

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在満日本人居留民の中で大きな比率を占める日本人中小商人の経済的窮迫化がいかなる要因によって生じたかを考察し、①華商との顧客獲得競争における敗退、②満鉄消費組合の日用品供給、③低利資金を供給する金融機関の欠如、という３点を指摘。在満日本人小売商の社会運動の有する歴史的特質も究明した。

中日実業会社の設立とその活動－1910年代日本帝国主義の中国進出についての一考察

柳沢　遊

経友論集 （東京大学経済学部　インゼミ・経友論集委員会編）   （ 17 ） 19-38 1976年09月

研究論文（大学，研究機関等紀要）, 単著

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東亜興業会社とともに明治末〜大正期の代表的対華投資会社である中日実業株式会社（設立時は中国興業株式会社）の設立過程とその主要な利権獲得活動を考察した。