松岡 和美 (マツオカ カズミ)

Matsuoka, Kazumi

写真a

所属(所属キャンパス)

経済学部 (日吉)

職名

教授

HP

外部リンク

教員からのメッセージ 【 表示 / 非表示

  • 社会人の方のご意見をうかがっておりますと、よい教育を受けた大学生に社会が期待するものは根本的には変わっていないということを痛感します。それは次の3つです。
    ◆「課された仕事を締め切りまでに、ルールを守って仕上げること(責任感・自己管理能力)」
    ◆「自分の意見を明確に説明すると同時に、自分と違う意見も理解し、考慮すること(コミュニケーション能力)」
    ◆「偏った思い込みや突発的な感情に流されず、客観的データに基づき、筋道に沿ってものを考えること(論理構築能力)」
    語学・専門分野の授業にかかわらず、この3つの点を改善することを考えながらクラスの運営をしています。

    実際の授業運営で心がけていることは学生のやるべきタスクを常に明確にすることです。具体的には「何をやるのか」「なぜやるのか」「どうやってやるのか」「どう評価されるのか」のすべてについて、納得できるように説明するということです。
    また、授業で提示されたデータを履修生に考えさせ、自分から発言させるという活動や、グループ活動も重視しています。

総合紹介 【 表示 / 非表示

  •  大学で生成文法という理論と子どもの母語発達との関係に興味を持ち、アメリカではゲームを通して収集した幼児の言語データを使った研究手法を学び、論文を発表しました。博士論文のテーマは、日本語を母語とする幼児の発話コーパスデータを用いた理論的考察です。
     アメリカのマウントホリヨーク大学・メンフィス大学などで日本語教員として働いた後、現在の勤務校に転職しました。日本でも子どもの言語発達の研究を行っていますが、現在の主たる研究活動は、手話を第一言語とするろう者の文法知識の探求(統語論と意味論)です。ろう当事者との共同研究にも力を入れています。

経歴 【 表示 / 非表示

  • 1992年09月
    -
    1995年05月

    コネチカット大学 , 現代・古典文学部 , 非常勤講師(日本語)

  • 1995年
    -
    1996年

    コネチカット大学・ハスキンズ言語研究所, 大学院言語学部, 研究助手(言語学)

  • 1996年09月
    -
    1998年06月

    マウントホリヨーク大学, アジア研究科, 客員講師

  • 1998年09月
    -
    2000年03月

    メンフィス大学, 外国語・外国文学部, 助教授

  • 2000年04月
    -
    2005年03月

    慶応義塾大学, 経済学部・英語, 教授(英語部会)

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学歴 【 表示 / 非表示

  • 1988年03月

    京都外国語大学, 外国語学部, 英米語学科

    大学, 卒業

  • 1990年03月

    筑波大学, 教育研究科

    大学院, 修了, 修士

  • 1998年08月

    コネチカット大学, 言語学部

    アメリカ合衆国, 大学院, 修了, 博士

学位 【 表示 / 非表示

  • 教育学修士, 筑波大学, 大学評価・学位授与機構, 1990年03月

    PRO as an Empty Pronoun

  • Ph.D. (Linguistics), コネチカット大学, 大学評価・学位授与機構, 1998年08月

    The Acquisition of Japanese Case-particles and the Theory of Case Checking

 

研究分野 【 表示 / 非表示

  • 人文・社会 / 言語学 (手話言語学(統語論・意味論)言語獲得)

研究キーワード 【 表示 / 非表示

  • テンス・アスペクト

  • マウス・アクション

  • モダリティ表現

  • 手話言語学

  • 生成文法

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研究テーマ 【 表示 / 非表示

  • 日本手話のモダリティ表現, 

    2013年
    -
    2022年12月

  • 日本手話の口型の文法的機能に関する研究, 

    2010年
    -
    継続中

  • 日本手話のマウスジェスチャーの極性について, 

    2010年
    -
    2013年

  • ろう者・外国語学習者の日本語の文字認識, 

    2009年
    -
    2011年

  • 日英同時バイリンガル児の発話の言語学的分析, 

    2004年
    -
    2013年

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著書 【 表示 / 非表示

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論文 【 表示 / 非表示

  • Epistemic modal verbs and negation in Japanese Sign Language

    Matsuoka, Kazumi, Uiko Yano, Kazumi Maegawa

    Kazumi Matsuoka, Onno Crasborn and Marie Coppola (eds.) East Asian Sign Linguistics (De Gruyter Mouton)     137 - 167 2023年

    論文集(書籍)内論文, 共著, 筆頭著者, 責任著者

  • Phonological Contact in Kana-based signs in Japanese Sign Language: A preliminary study

    Baba, Hiroshi, Kazumi Matsuoka

    Ritsuko Kikusawa and Fumiya Sano (eds.) Minpaku Sign Language Studies 1   29 - 42 2019年06月

    研究論文(大学,研究機関等紀要), 共著, 責任著者, 査読有り

  • 大学語学科目としての日本手話クラス:カリキュラム開発と授業運営

    松岡 和美, 數見 陽子, 小林 信恵

    慶應義塾大学言語文化研究所紀要  ( 49 ) 219 - 233 2018年03月

    研究論文(大学,研究機関等紀要), 共著, 筆頭著者

  • Numerals and Timelines of a Shared Sign Language in Japan: Miyakubo Sign Language on Ehime-Oshima Island

    Yano, Uiko, Kazumi Matsuoka

    Sign Language Studies 18 ( 4 ) 640 - 665 2018年

    研究論文(学術雑誌), 共著, 最終著者, 責任著者, 査読有り

  • 大学における日本手話クラスの現状と課題―マイノリティの言語と文化への理解を促す授業―

    松岡 和美, 前川 和美, 下谷 奈津子

    複言語・多言語教育研究 (一般社団法人 日本外国語教育推進機構)   ( 6 ) 61 - 70 2018年

    研究論文(学術雑誌), 共著, 筆頭著者

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KOARA(リポジトリ)収録論文等 【 表示 / 非表示

総説・解説等 【 表示 / 非表示

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研究発表 【 表示 / 非表示

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競争的研究費の研究課題 【 表示 / 非表示

  • 手話言語における談話的特性とその発生:統語論・意味論との連携と応用

    2024年04月
    -
    2029年03月

    松岡 和美, 基盤研究(B), 補助金,  研究代表者

  • 手話言語における空間と語順のインターアクション:言語学的特徴とその発達

    2019年04月
    -
    2024年03月

    文部科学省・日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 松岡 和美, 基盤研究(B), 補助金,  研究代表者

  • 手話言語の文法における「非手指的要素」の意味的・統語的性質の研究

    2014年04月
    -
    2019年03月

    文部科学省・日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 松岡 和美, 基盤研究(B), 補助金,  研究代表者

  • 自然言語としての日本手話の統語分析:ネイティブサイナーの言語知識

    2008年04月
    -
    2010年03月

    科学研究費補助金(文部科学省・日本学術振興会), 補助金,  未設定

  • 学生のボキャブラリー支援を目的とした自律学習ポータルサイトの構築

    2006年07月
    -
    2007年03月

    経済学部研究教育資金, 補助金,  未設定

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Works 【 表示 / 非表示

  • 手話言語学入門講座

    松岡 和美

    2013年10月
    -
    2014年03月

    その他, 単独

  • 手話による言語学講座(全6回)

    松岡 和美

    2013年05月
    -
    2013年08月

    その他, 単独

  • 手話で語る生成文法

    松岡 和美

    慶應義塾大学(横浜市港北区), 

    2010年12月
    -
    2012年03月

    その他, 単独

     発表内容を見る

    日本手話を媒介言語とする生成統語論の講義・演習

  • 日吉キャンパスLing Lunchの企画運営

    松岡 和美

    2010年10月
    -
    2012年03月

    その他, 単独

  • 経済学部必修科目「英語Study Skills」プレゼンテーションカリキュラム作成セクション担当(セクションリーダー)

    松岡 和美・佐々木 由美・星 浩司・河地 和子

    2003年12月
    -
    2004年07月

    その他, 共同

     発表内容を見る

    市販の教材の利用中止にともない、Study Skills Handbookのプレゼンテーションセクション部分の原稿を企画・執筆・編集。Jazz Chantzを練習課題として導入。

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担当授業科目 【 表示 / 非表示

  • 言語学Ⅱ

    2024年度

  • 言語学Ⅰ

    2024年度

  • 英語セミナー(上級)

    2024年度

  • 英語セミナー(中級)

    2024年度

  • 英語セミナー(特別上級)

    2024年度

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社会活動 【 表示 / 非表示

学術貢献活動 【 表示 / 非表示

所属学協会 【 表示 / 非表示

委員歴 【 表示 / 非表示

  • 2023年09月
    -
    継続中

    Advisory Board (Asia), The Sign Language Linguistics Society (SLLS)

  • 2023年
    -
    継続中

    EDITORIAL BOARD, Sign Language Studies

  • 2007年11月
    -
    2009年

    編集委員, 日本英語学会

  • 2004年07月
    -
    2005年

    運営委員, 言語科学会