競争的研究費の研究課題 - 鈴木　正崇

北上市文化遺産活性化事業

2013年11月

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2016年03月

北上市文化遺産活性化実行委員会, 文化芸術振興費補助金, 受託研究,  未設定

無形文化遺産とツーリズムに関する人類学的研究

2013年04月

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2015年03月

慶應義塾学事振興資金, 補助金,  未設定

成田山門前町研究事業

2012年04月

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2017年03月

成田市, 受託研究,  未設定

宮古市震災の記憶伝承事業

2012年04月

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2016年03月

東日本大震災記録調査会, 宮古市, 受託研究,  未設定

民俗宗教が生成する景観の歴史遺産化に関する研究

2012年04月

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2015年03月

科学研究費補助金(文部科学省・日本学術振興会）, 補助金,  未設定

ファシズムと宗教文化に関する地域・時代比較的総合研究

2011年04月

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2014年03月

科学研究費補助金(文部科学省・日本学術振興会）, 補助金,  未設定

日本・中国・韓国からみた海域文化の生成と変容―「東方地中海」をめぐる基層文化の比較研究

2011年04月

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2013年03月

高橋産業経済研究財団, 補助金,  未設定

道の宗教性と聖地景観が創り出す想像力の比較研究

2011年04月

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2012年03月

国際交流基金・フランス国立極東学院, 補助金,  未設定

アジア祭祀芸能の比較研究

2009年08月

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2012年03月

国際常民文化研究機構（神奈川大学・日本常民文化研究所）, 科学研究費補助金(文部科学省・日本学術振興会）, 受託研究,  未設定

世界神話二元構造の研究ー善悪・生死・明暗

2009年04月

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2014年03月

科学研究費補助金(文部科学省・日本学術振興会）, 補助金,  未設定

日本の民俗社会における文化の資源化に関する人類学的研究

2009年04月

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2012年03月

慶應義塾学事振興資金, 補助金,  未設定

アジア太平洋地域におけるマイグレーションと日本の外国人受け入れに関する総合的研究

2009年04月

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2011年03月

高橋産業経済研究財団, 補助金,  未設定

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吉原和男（編）『現代における人の国際移動ーアジアの中の日本ー』慶應義塾大学出版会、2013年。

道の宗教性と文化的景観

2008年04月

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2011年03月

科学研究費補助金(文部科学省・日本学術振興会）, 補助金,  未設定

兆・応・禁・呪の民俗誌

2007年04月

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2010年03月

国立歴史民俗博物館共同研究, 国立歴史民俗博物館, 共同研究契約,  未設定

文化と景観およびその保護手法の研究ー信仰に関わる文化的景観の調査・分析

2007年04月

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2010年03月

東京文化財研究所, 科学研究費補助金(文部科学省・日本学術振興会）, 補助金,  未設定

グローバリゼーションと東アジアの公共観の変貌

2007年04月

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2009年03月

高橋産業経済研究財団, 補助金,  未設定

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藤田弘夫（編）『東アジアにおける公共性の変容』慶應義塾大学出版会、２０１０年。

空間の表象に関する宗教民俗学的研究

2006年04月

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2008年03月

科学研究費補助金(文部科学省・日本学術振興会）, 補助金,  未設定

東アジアにおける宗教文化の再構築

2006年04月

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2008年03月

高橋産業経済研究財団, 補助金,  未設定

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鈴木正崇（編）『東アジアにおける宗教文化の再構築』風響社、２０１０年。鈴木正崇『ミャオ族の歴史と文化の動態ー中国南部山地民の想像力の変容ー』風響社、２０１２年。

アジア太平洋地域におけるマイグレーションと日本国際化に関する総合政策の研究

2006年04月

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2007年03月

慶應義塾学事振興資金, 補助金,  未設定

世界神話のコスモロジー

2005年04月

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2008年03月

科学研究費補助金(文部科学省・日本学術振興会）, 補助金,  未設定

外と内の相互力学ー外部性による社会と文化の創造

2004年10月

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2007年09月

フランス国立極東学院, 補助金,  未設定

「海の道」からみたアジアの太鼓の伝統的伝承システムの形成に関する国際共同研究

2004年04月

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2008年03月

科学研究費補助金(文部科学省・日本学術振興会）, 補助金,  未設定

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1、実際のコンテクストの中でおこなわれた祭・儀礼・芸能を参与観察し、関係者の許可が得られたものは、写真やVTRで記録作成をおこなうことができた。
2、芸能の芸態つまりテクストそのものの分析に資する資料として、上演を依頼し、舞踊劇や人形劇・舞踊などを収録した。
3、太鼓をそれぞれの伝承者から習い、口唱歌と伝承方法についてのインタビューでデータを集積した。
これらの調査から、口唱歌には、「インド系単音オノマトペ型」と「中国系重音オノマトペ型」の2つの化圏があることが分かってきた。また、単に太鼓の音を真似て歌う「単純口唱歌」と、それを体系化した「システム口唱歌」の2つのレベルの文化圏があることも分かってきた。両要素は必ずしも連動してなくて、それらの重なり具合は複雑な様相を呈している。さらに、それらを比較すると、「聞き做し」のオノマトペが、発展し体系化し、伝承システムとして構築されるには、太鼓というテクストだけではなく、太鼓を取り囲むさまざまなコンテクストが影響を及ぼしていることが明らかになった。

遊佐町民俗調査

2003年04月

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2007年03月

遊佐町民俗調査委託, 受託研究,  未設定

空間表象の変化に関する社会学・人類学からの比較研究

2003年04月

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2006年03月

慶應義塾学事振興資金, 補助金,  未設定

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鈴木正崇『祭祀と空間のコスモロジーー対馬と沖縄』春秋社、２００４年。

祭祀と空間のコスモロジーー対馬と沖縄

2003年04月

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2004年03月

研究成果公開促進費（科学研究費補助金）, 補助金,  未設定

インド学仏教学論文データベース構築

2003年04月

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2004年03月

科学研究費補助金(文部科学省・日本学術振興会）, 補助金,  未設定

南アジアにおける宗教の再生と動態ーインド・ケーララ及びカルナータカの実態調査を通じて

2002年04月

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2003年03月

Revival and Dynamism of Religion in South Asia:Field Research in Kerala and Karnataka in India, 慶應義塾学事振興資金, 補助金,  未設定

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鈴木正崇（編）『神話と芸能のインドー神々を演じる人々ー』山川出版社、２００９年。

民俗芸能研究文献データベース

2001年04月

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2002年03月

科学研究費補助金(文部科学省・日本学術振興会）, 補助金,  未設定

日本における文化人類学教育の再検討ー新たな社会的ニーズのなかで

2001年04月

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2002年03月

科学研究費補助金(文部科学省・日本学術振興会）, 補助金,  未設定

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鈴木正崇「文化人類学の再生産ー慶應義塾大学の場合」『哲学』第１０７集（特集：文化人類学の現代的課題）慶應義塾大学三田哲学会、２００２年。

正統性と正当化

2000年10月

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2003年09月

国際共同研究助成, 補助金,  未設定

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鈴木正崇「祭祀伝承の正統性ー岩手県宮古市の事例から」『法学研究』第７７巻１号、慶應義塾大学法学研究会、２００４年。

中国大陸と海外における漢族の社会・文化動態の比較研究

2000年04月

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2003年03月

慶應義塾学事振興資金, 補助金,  未設定

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鈴木正崇『ミャオ族の歴史と文化の動態ー中国南部山地民の想像力の変容ー』風響社、２０１２年。

南アジア音楽・芸能研究の再検討

2000年04月

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2002年03月

国立民族学博物館共同研究, 国立民族学博物館, 共同研究契約,  未設定

危機の共同体ー東シナ海周辺の女神信仰と女性の祭祀活動

2000年04月

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2002年03月

高橋産業経済研究財団, 補助金,  未設定

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野村伸一（編）『東アジアの女神信仰と女性生活』慶應義塾大学出版会、２００４年。

中国人の移動と文化創造

1999年04月

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2001年03月

高橋産業経済研究財団, 補助金,  未設定

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吉原和男・鈴木正崇（編）『拡大する中国世界と文化創造ーアジア太平洋の底流』弘文堂、２００２年。吉原和男・鈴木正崇・末成道男（編）『＜血縁＞の再構築ー東アジアにおける父系出自と同姓結合』風響社、２０００年。

修験道に関する資料の整理ならびに収集

1998年04月

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2000年03月

松永記念文化財研究基金, 補助金,  未設定

修験道の地域的展開

1998年04月

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1999年03月

科学研究費補助金(文部科学省・日本学術振興会）, 補助金,  未設定

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宮家準（編）『修験道の地域的展開ー熊野先達・檀那の地域性に関する研究』研究成果報告書、２００１年。鈴木正崇『神と仏の民俗』吉川弘文館、２００１年。宮家準『修験道の地域的展開』春秋社、２０１２年。

アイデンティティ・周縁・媒介

1996年04月

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1999年03月

フランス国立極東学院, 補助金,  未設定

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脇田晴子・アンヌ、ブッシィ『アイデンティティ・周縁・媒介』吉川弘文館、２０００年。Bouchy,Anne.Berthon,M.Soury,M.eds.Identites, Marges, Meditations,EFEO,2001.

韓国のクッと日本の神楽の比較対照研究

1995年04月

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1998年03月

韓国国際交流財団, 補助金,  未設定

アジアの仮面文化に関する比較研究

1995年04月

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1997年03月

高橋産業経済研究財団, 補助金,  未設定

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鈴木正崇・野村伸一（編）『仮面と巫俗の研究ー日本と韓国』第一書房、１９９９年。金子量重・坂田貞二・鈴木正崇（編）『ラーマーヤナの宇宙ー伝承と民族造形』春秋社、１９９８年。

身体技法を通してみた東アジアの宗教交渉史

1995年04月

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1996年03月

国際日本文化研究センター共同研究, 国際日本文化研究センター, 共同研究契約,  未設定

スリランカの宗教と社会ー文化人類学的研究

1995年04月

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1996年03月

研究成果公開促進費（科学研究費補助金）, 補助金,  未設定

多民族国家の中の漢族および中国系人

1993年04月

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1995年03月

高橋産業経済研究財団, 補助金,  未設定

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可児弘明・国分良成・鈴木正崇・関根政美（編）『民族で読む中国』朝日新聞社、１９９８年。鈴木正崇『ミャオ族の歴史と文化の動態ー中国南部山地民の想像力の変容ー』風響社、２０１２年。

日本と韓国における民俗文化の構成に関する比較研究ー仮面と祭祀を中心として

1992年04月

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1995年03月

慶應義塾学事振興資金, 補助金,  未設定

南東アジアにおける「正統」の波及・形成と変容

1991年04月

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1995年03月

東京外国語大学アジアアフリカ言語文化研究所, 東京外国語大学, 共同研究契約,  未設定

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『南アジア,東南アジアにおける宗教,儀礼,社会 : 「正統」,ダルマの波及・形成と変容 』東京外国語大学アジアアフリカ言語文化研究所、1995

陸中沿岸の民俗芸能に関する実態調査

1991年04月

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1993年03月

松永記念文化財研究基金, 補助金,  未設定

環東シナ海文化圏のシャーマニズムに関する比較研究

1991年04月

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1993年03月

高橋産業経済研究財団, 補助金,  未設定

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宮家準・鈴木正崇（編）『東アジアのシャーマニズムと民俗』勁草書房、１９９４年。

中国の地方文化の変容と動態に関する研究ー漢民族と少数民族の比較を通して

1990年04月

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1993年03月

慶應義塾学事振興資金, 補助金,  未設定

中国に関する文化人類学・民俗学・歴史学の共同研究のための方法論の再検討および文献解題の作成 よび文献解題の作成

1990年04月

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1992年03月

科学研究費補助金(文部科学省・日本学術振興会）, 補助金,  未設定

民俗宗教の西日本と東日本における構造に関する総合的調査研究

1990年04月

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1992年03月

科学研究費補助金(文部科学省・日本学術振興会）, 補助金,  未設定

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研究成果の概要は以下の通りである。

(1)民間宗教者の活動。三陸地方では、かつて天台系の本山派修験の活躍がみられ、その衰退が著しいものの影響は現在まで続いており、とりわけ巫女と修験者の関わりが注目される。また成座過程からみて召命型と修行型の異なるタイプのシャ-マンが併存している。山陰地方では、陰陽道系の宗教者、社人・太夫の活動がみられる。

(2)新宗教の動向。山陰地方では、出雲神奈備教、天照円納教、聖輪会など、いくつかの新宗教の発生がみられ注目される。三陸地方では、出雲大社教の再組織化がなされつつある。

(3)神楽。三陸地方には黒森神楽、山陰地方には大元神楽がみられ、湯立神事と託宣儀礼が行なわれている。黒森神楽では巫女、大元神楽では託太夫が重要な役割をはたしている。

(4)憑物信仰。山陰地方にはキツネ憑きの信仰があり、憑き筋の形成がみられ社会的緊張をうみ出している。三陸地方にはイヅナ憑きなどの信仰がみられるものの憑き筋の形成はみられない。

(5)漁業信仰。三陸地方と山陰地方の沿岸部に、龍神信仰に基づく神興の海上渡御の船祭りがみられる。また三陸地方では金華山信を、山陰地方ではエビス信仰が漁業信仰として展開している。

(6)その他。島根県平田市の臨済宗一畑寺では、薬師信仰を中心とした参拝講が西日本の各地に広がりをみせており、既成仏教の新しい動向を示している。また出雲地方では、巡礼の新しい動きがみられる。

越系文化の比較民俗学的調査研究

1988年04月

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1990年03月

科学研究費補助金(文部科学省・日本学術振興会）, 補助金,  未設定

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越系文化の現在における実態を、主として村落の民俗調査を通じて明らかにすることが主たる目的である。それにより、日本民族の形成と歴史的展開について、環東シナ海の全域を視野におさめたいっそう正確な理解に到達することが、副次的な目的である。 ここに「越系文化」と呼ぶものは、古代に華南に広く分布していた、いわゆる「百越」の諸文化の“survival"が、その後の漢化/中華化によって大きな変化を破りつつも、なお民俗調査を適当な“戦略"にしたがって行うならば、発見しうるだろうという想定にもとづく。いわば、すぐれて“heurisric"な概念である。「越系民俗」という語も、ほぼこれと同じ意味に用いることができる。 越系民俗の残存が予想される地域はきわめて広範である。我々は、その中から、特に日本列島の古代/先史文化との関連が密接であると考えられる東南沿岸地域を最初に取りあげることにした。研究代表者の鈴木満男と中国学界とのこれまでの接触状況を主な要因として、当初、福建、江蘇、山東の3省が選ばれたが、後に諸般の事情により福建省を1年、浙江省を2年、調査することになった。 2 研究計画の必要性 これまでのところ、「越系文化」「越系民俗」という視点によって、中国の東南地域の調査が行われたことはない。一方において考古学と文献史学による古代「百越」の研究があり、他方においては、そのような文化史的背景への顧慮なしに、現行の民俗の調査が為されてきた。 ただひとつ、我々の研究にとって重要な参考となったものは、エ-バァハルト(Wolfram Eberhard)が1930年代におこった。中国の「地方文化」(local cultures)の研究である。彼は、いわゆる「中国文明」が複数の種族文化の接触と融合によって形を成したと考え、それらの種族文化の種類と性格とを、歴史文献と民俗誌/民俗誌の知識を組みあわせて復原しようとし、かなりの成功を収めた。 我々の研究は、《比較民俗学》の方法と知見により、エ-バァハルトの構想を検証し、深化することを試みた。 比較民俗学というのは、現在、日本の民俗学界で急速に発展しつつある研究分野である。その特徴は、日本民俗学がこれまで蓄積してきた厖大な量の民俗資料の解釈にあたって、国内の事例のみの比較に拠ることなく、東アジアの他地域の事例との比較をも併せもちいて、民俗の起源と展開についての一層の発展が期待できる。

民俗宗教の構造と文化変容に関する総合的調査研究

1988年04月

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1990年03月

科学研究費補助金(文部科学省・日本学術振興会）, 共同研究契約,  未設定

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研究成果の概要は以下の通りである。
徳島県地方では、主として吉野川流域を中心に共同調査を実施し、(1)四国八十八カ所遍路の現状、(2)弘法大師信仰の拡がり、(3)金刀比羅宮の奥の院といわれる箸蔵寺(池田町)の実態、(4)犬神・狸憑きといった憑き物信仰、(5)美馬郡の村々にみられる「氏堂」といわれる宗教施設の機能、などの諸点について把握できた。それから、3つの地方の比較研究によって明らかにできた問題は次のとおりである。

(1)山岳宗教を中心とした登拝講。会津地方では出羽三山、飯豊山、磐梯山、大山祇神社(西会津町野沢)、古峯ヶ原(栃木県)などがあり多様な展開を示している。(2)聖地巡拝。徳島県地方には四国遍路、会津地方には会津三十三観音巡礼がみられる。(3)死霊供養の聖地。会津では河東村八葉寺、四国では香川県三野町の弥谷山が死霊供養に参詣する聖地として発達している。いずれも歯骨・遺髪を入れた五輪塔を奉納する習俗がみられた。(4)両墓制。若狭地方では両墓制が顕著であり、徳島県では小松島市、那賀郡、海部郡といった太平洋地域に分布している。(5)民間宗教者。いずれの地域にも巫者(シャ-マン)が存在し、また修験者の活動がみられる。(6)その他。若狭地方では、神社祭祀の宮座組織が発達し、小祠のニソの杜信仰、仏教民族の六斎念仏がみられ、徳島県地方では、池田町の箸蔵寺の金毘羅講が東海地方を中心に各地に拡がっている。また徳島県の西北部一帯に犬神・狸憑きの信仰が顕著にみられる。

地域社会における象徴体系の変動と機能についての文化人類学的比較研究

1987年04月

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1990年03月

慶應義塾学事振興資金, 補助金,  未設定

西南中国少数民族の歴史と文化ー大瑤山に住む瑤族の音楽と神話についての日中協同研究

1987年04月

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1988年03月

トヨタ財団, 補助金,  未設定

南アジアにおける社会集団形成過程に関する比較研究

1986年04月

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1991年03月

東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所, 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所, 補助金,  未設定

修験道における宗教複合と象徴体系の実証的研究

1986年04月

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1987年03月

科学研究費補助金(文部科学省・日本学術振興会）, 補助金,  未設定

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鈴木正崇『山と神と人ー山岳信仰と修験道の世界』淡交社、１９９１年。

漢民族を取り巻く地域の諸文化要素の比較研究

1985年04月

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1988年03月

学習院大学東洋文化研究所, 学習院大学, 共同研究契約,  未設定

南アジア・東南アジアの島嶼部における宗教と文化の比較研究

1984年04月

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1985年03月

科学研究費補助金(文部科学省・日本学術振興会）, 補助金,  未設定

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岩田慶治（編）『スリランカと南インドの宗教と文化』国立民族学博物館、１９８５年。鈴木正崇『スリランカの宗教と文化ー文化人類学的考察』春秋社、１９９６年。

対馬における祭祀と村落の空間構成に見られる文化的意味付けの実証的研究

1984年04月

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1985年03月

科学研究費補助金(文部科学省・日本学術振興会）, 補助金,  未設定

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鈴木正崇『祭祀と空間のコスモロジーー対馬と沖縄』春秋社、２００４年

南アジア・東南アジアの島嶼部における宗教と文化の共存とその社会的基盤の比較研究

1982年04月

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1983年03月

科学研究費補助金(文部科学省・日本学術振興会）, 補助金,  未設定

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岩田慶治（編）『スリランカの宗教と文化』国立民族学博物館、１９８２年。鈴木正崇『スリランカの宗教と文化ー文化人類学的考察』春秋社、１９９６年。

対馬における村落の空間構成と祭祀との相関に見られる文化的意味付けの実証的研究

1982年04月

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1983年03月

科学研究費補助金(文部科学省・日本学術振興会）, 補助金,  未設定

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鈴木正崇『祭祀と空間のコスモロジーー対馬と沖縄』春秋社、２００４年。

環東シナ海文化の基礎構造に関する研究ー壱岐・対馬の実態調査

1979年04月

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1982年03月

科学研究費補助金(文部科学省・日本学術振興会）, 補助金,  未設定