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慶應義塾大学 
経済学部 
経済学科 

教授 
松岡 和美 
マツオカ カズミ 
MATSUOKA KAZUMI 

http://user.keio.ac.jp/~matsuoka/  

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経歴
コネチカット大学 (コネチカット州ストアーズ・米国)現代・古典文学部 非常勤講師(日本語)  1992/09-1995/05 
コネチカット大学大学院言語学部(コネチカット州ストアーズ・米国)ハスキンズ言語研究所 (コネチカット州ニューヘブン)研究助手  1995-1996 
マウントホリヨーク大学客員講師(アジア研究科)  1996/09-1998/06 
メンフィス大学助教授(外国語・外国文学部)  1998/09-2000/03 
大学助教授(経済学部・英語)  2000/04-2005/03 
文学部「言語学概論」  2000/04-現在 
筑波大学大学院教育研究科「心理言語学特講」  2005/03-2005/03 
大学教授(経済学部・英語)  2006/04-現在 
神田外語大学大学院言語科学研究科「言語習得研究」  2006/09-2009/03 
首都大学東京大学院人文科学研究科「言語獲得論研究演習」  2007/04-現在 
東京大学教養学部「言語情報科学特殊演習IV」「言語情報科学特殊講義I」  2007/09-2008/07 
青山学院大学第二文学部 英米文学科「英語学演習」  2010/04-2011/03 
首都大学東京 都市教養学部「表象言語の諸問題」  2011/04-2011/09 

学歴
京都外国語大学  外国語学部  英米語学科  1988/03/31  卒業 
筑波大学  教育研究科  修士  1990/03/31  修了 
コネチカット大学  言語学部  博士  1998/08/31  修了  - 

学位
教育学修士  筑波大学大学院教育研究科  1990/03/17 
Ph.D.  コネチカット大学  1998/08/31 

総合紹介
(1)手話を母語とするネイティブサイナーの文法知識の探求を統語論と意味論の分野で行っています。日本手話・アメリカ手話の文構造やNMM(非手指動作)の分析や、その知見を活かした手話教材の開発、ろう者を対象とする言語学入門講座も行っています。手話を第一言語とするろう者の文字認識の実験研究も行いました。
(2)幼児のことばの分析を通して「すべての人間の言語に共通する特性の知識は生まれた時から備わっている」と仮定する生成文法という理論の研究をしています。これまでに扱ってきた現象は、英語母語話者の幼児の代名詞の解釈(束縛現象)と、日本語母語話者の幼児の数助詞の獲得、格助詞の獲得、とりたて詞の解釈です。関連研究としては、日英同時バイリンガル児の産出における主語の特性の研究にも取り組んでいます。 

教員からのメッセージ
学生さんと話をすると考えさせられることが多いです。オフィスアワー等を積極的に利用して話しに来てもらえればと思います。個人HPには学生さんから要望があった情報を中心に掲載していますので、そちらも参考にしてください。 
社会人の方のご意見をうかがっておりますと、よい教育を受けた大学生に社会が期待するものは根本的には変わっていないということを痛感します。それは次の3つです。

「課された仕事を締め切りまでに、ルールを守って仕上げること(責任感・自己管理能力)」
「自分の意見を明確に説明すると同時に、自分と違う意見も理解し、考慮すること(コミュニケーション能力)」
「偏った思い込みや突発的な感情に流されず、客観的データに基づき、筋道に沿ってものを考えること(論理構築能力)」
いくら「受験勉強」をやって英語テストのスコアを上げたり、難易度の高い資格をとってみたところで、上の3つの能力がそろっていなければプロとして信頼されず、人に信頼されない人間にたいした仕事はできません。

これらの能力は別に生まれつきのものでも何でもないので、基本的な部分はどんな人でも意識的な訓練によって身につけることが可能です。語学・専門分野の授業にかかわらず、この3つの点を改善することを考えながらクラスの運営をしています。

実際の授業運営で心がけていることは学生のやるべきタスクを常に明確にすることです。具体的には「何をやるのか」「なぜやるのか」「どうやってやるのか」「どう評価されるのか」のすべてについて、納得できるように説明するということです。また、授業で提示されたデータを履修生に考えさせ、自分から発言させるという活動や、グループ活動も重視しています。 

研究分野
手話言語学(統語論・意味論)第一言語獲得 

研究キーワード
言語獲得 
生成文法 
統語論 
手話言語学 

研究テーマ
日本手話の埋め込み構造と移動現象  日本手話(ネイティブサイナーが母語として獲得した言語)の統語記述から始めて、比較手話統語論の見地から、生成文法の枠組みを用いた分析を行っています。  2001-2011 
日英同時バイリンガル児の発話の言語学的分析  2004-2013 
ろう者・外国語学習者の日本語の文字認識  2009-2011 
日本手話の口型の文法的機能に関する研究  2010-2011 
日本手話のマウスジェスチャーの極性について  2010-2013 
日本手話のモダリティ表現  2013-2016 

競争的資金等の研究課題
「手話言語の文法における『非手指的要素』の意味的・統語的性質の研究」  補助金  日本学術振興会  科学研究費補助金(文部科学省・日本学術振興会)  2014/04/01-2017/03/31 
「自然言語としての日本手話の統語分析:ネイティブサイナーの言語知識」  補助金  科学研究費補助金(文部科学省・日本学術振興会) 挑戦的萌芽研究  2008/04/01-2010/03/31 
学生のボキャブラリー支援を目的とした自律学習ポータルサイトの構築  補助金  経済学部研究教育資金  2006/07/01-2007/03/31 
「言語の発達・脳の成長・言語教育に関する統合的研究」(研究代表者・萩原裕子)バイリンガル発達研究班リーダー  共同研究契約  「脳科学と教育」  社会技術研究開発センター 公募型研究  2004/06/01-2007/11/30 
焦点表現の獲得と統語・意味のインターフェイス  補助金  科学研究費補助金(文部科学省・日本学術振興会) 基盤研究(B)(2)  2004/04/01-2008/03/31 
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研究業績(著書)
日本手話のしくみ練習帳  松岡 和美  82-89  大修館書店  2016/04/30 
日本手話で学ぶ手話言語学の基礎  松岡 和美  くろしお出版  2015/10/15  978-4-87424-670-2 
生成文法の軌跡と展望  松岡 和美  128-144  金星堂  2014/02/28 
ろう者から見た「多文化共生」:もうひとつの言語的マイノリティ  赤堀仁美・岡典栄・松岡 和美  118-140  東京:ココ出版  2012/06/10 
生成文法を学ぶ人のために  松岡 和美  167-199  世界思想社  2004/10/10  4-7907-1079-3  URL 
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研究業績(原著論文・解説)
研究論文(学術雑誌)  共著  Split movement of wh-elements in Japanese Sign Language: A preliminary study  内堀 朝子松岡 和美  Lingua  2016/06/14  URL 
研究論文(学術雑誌)  共著  Cross-linguistic influence at the syntax-pragmatics interface in Japanese/English bilingual first language acquisition  森 聡美松岡 和美杉岡 洋子  Studies in Language Sciences  14, 59-82  2015/12/31 
研究論文(学術雑誌)  共著  The polarity-sensitive intensifier mouth gestures in Japanese Sign Language  松岡 和美・Jon Gajewski  Journal of Japanese Linguistics  29, 29-48  2013 
研究論文(学術雑誌)  共著  Some observations on wh-clauses in Japanese Sign Language  内堀 朝子・松岡 和美  Journal of Japanese Linguistics  29, 17-28  2013 
研究論文(学術雑誌)  単著  Review Article: Experimental Methods in Language Acquisition Research. ed. by Blom, Elma and Sharon Unsworth.  松岡 和美  English Linguistics  29/ 2, 557-566  2012 
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研究業績(口頭・ポスター発表)
ポスター発表  Grammatical head nods of native and non-native signers of Japanese Sign Language: acquisition without explicit instruction  The Japanese Society for Language Sciences 18th Annual International Conference (JSLS2016)  2016/06/05 
口頭発表(一般)  Missing Objects in Japanese Sign Language  The 12th Workshop on Altaic Formal Linguistics  2016/05/15 
口頭発表(一般)  Number, Time Line, And Spatial Expressions In A Village Sign Language In Japan: A Preliminary Study Of Ehime-Oshima Island Sign Language  the 12th International Conference on Theoretical Issues in Sign Language Research (TISLR12)  2016/01/07 
口頭発表(招待・特別)  Space and meaning: a preliminary study of overt pronouns in Japanese Sign Language  みんぱく手話言語学フェスタ2015  2015/09/21 
ポスター発表  Interpretation of Bound Pronouns by Hearing Learners of Japanese Sign Language  the 2nd International Conference on Sign Language Acquisition (ICSLA 2015)  2015/07/02 
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研究業績(芸術系活動、フィールドワーク等)
講演  単独  手話言語学の潮流と日本手話  2013/12/07-現在  招待講演 
教育上の業績  単独  手話言語学入門講座  2013/10-2014/03/14 
教育上の業績  単独  手話による言語学講座(全6回)  2013/05/26-2013/08/11 
講演  単独  手話言語学の現在(いま)  2013/05/11-現在 
講演  単独  Grammaticized Mouth Gestures in Japanese Sign Language  2013/02-現在 
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所属学協会
日本英語学会  2007/11-現在 
言語科学会  2004/07-現在 
日本言語学会  2000-現在 
日本手話学会  2000-現在 
筑波英語教育学会  1988-現在 
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委員歴
日本英語学会  編集委員  2007/11-現在 
言語科学会  運営委員  2004/07-現在 
日本言語学会  会員  2000-現在 
日本手話学会  会員  2000-現在 
筑波英語教育学会  会員  1988-現在 
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