研究業績(口頭・ポスター発表)
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No. 会議種別 タイトル 会議名 開催年月日 URL 概要 関連情報
1 口頭発表(招待・特別)
グローバル競争化の進展と韓国中小企業の発展課題
日本比較経営学会第37回大会
2012/05/13

IMF経済危機(1997年)、世界同時不況(2008年)を克服する中で韓国の一部財閥企業は結果的にグローバル競争の勝ち組となった。しかし中小企業の多くは発展の波に乗れず、中産層の没落、貧困層の拡大、非正規雇用の増大など、「両極化」が深刻になっている。大統領以下政治の世界では「経済民主化」「同伴成長」といった掛け声の下、従来の大企業重視政策から中小企業重視・福祉重視に重点が移行している。今後韓国経済は一層グローバル化が進むのは明白であり、韓国の中小企業にとっても避けて通れない問題である。財閥にとっても企業単独での競争力維持は困難になってきており、そこに財閥を中核としつつ周辺に競争力を持った中小企業が位置する「生態系」システムとしての競争力の維持・強化が図られねばならない。

2 口頭発表(招待・特別)
戦後日本における内部昇進型専門経営者の趨勢と経営事例研究 -松下電器・山下俊彦の企業家活動を中心に-
韓国専門経営人(CEO)学会 2011年度秋季国際学術大会
2011/10/14

日本は古く戦前から専門経営者の意義を重要視してきたが、戦後の財閥解体を期に専門経営者が実権を掌握する経営者企業が急増した。しかしトップ・マネジメントとして十分な競争力を備えるためには、十分な準備・訓練期間や経験が必要であった。戦後日本のトップ・マネジメントの競争力が弱体化する中で、松下電器では1970年代後半、第3代社長に序列25位の山下俊彦が大抜擢された。危機状況からの脱出のためには真の実力者が求められ、創業者・松下幸之助の強い意志がそれを実現した。専門経営者でありつつも企業家活動の実践が松下の再建をもたらした。反面、山下の改革には創業家との摩擦が存在した。

3 口頭発表(一般)
グローバル競争と企業家活動 -エルピーダ・坂本幸雄の事例を中心に-
第4回 アジア企業経営学会国際学術論文発表大会
2011/08/19

企業における競争力の中身を、トップマネジメント(最高意思決定権者)による企業家活動の実践という視点から考察した。トップマネジメントの地位にある人間が、単なる経営者、あるいは管理者の域を超えた「企業家」と呼ぶに足る十分に創造的挑戦的な経営行動を実践し、経営成果を挙げていることでトップマネジメントの競争力の有無を分析した。エルピーダメモリ㈱のCEO・坂本幸雄の企業家活動を中心に論じた。

4 口頭発表(一般)
エルピーダにおけるトップマネジメントと戦略的意思決定 -坂本幸雄の企業家活動-
KOREA-JAPAN INDUSTRY COMPETITIVENESS SYMPOSIUM(韓日産業競争力比較シンポジウム)
2011/07/02

企業における競争力の中身を、トップマネジメント(最高意思決定権者)の持つ経営力という視点から考察した。トップマネジメントの地位にある人間が、単なる経営者の域を超えた「企業家」(entrepreneur)と呼ぶにふさわしい経営行動を実践し、その結果としての十分な経営成果を挙げているか、という視点でトップマネジメントの競争力の有無を考察した。エルピーダメモリ㈱のCEO・坂本幸雄を題材にし、彼の企業家活動が同社の競争力強化に結実している点を分析した。

5 口頭発表(招待・特別)
韓国企業社会における持続可能な発展の模索 ―韓国財閥を巡る健全なるガバナンスの構築に向けて―
ラテン・アメリカ政経学会第47回全国大会
2010/11/14

三星(サムスン)を代表とする韓国の大企業の活躍が目覚しい。低調な業績から脱しえない日本企業とはまさに対照的な位置にあるとさえ言える。しかし韓国経済全体を見渡すとマクロ指標の成果とは別次元の「格差」が随所で見られ、韓国の企業社会を取り巻く状況の中には葛藤や摩擦、さらには深刻な対立が根強く存在している。今までの韓国経済に対する三星や現代自動車、LGに代表される一部財閥の貢献は高く評価できる。しかし今後の韓国企業社会における持続可能な発展を考えた場合、牽引車の位置にある財閥を巡る健全なるガバナンスの構築なくしては実現不可能と言わざるをえない。
本研究では、財閥を巡るガバナンスの「健全性」の構築に焦点を当て、財閥内部・外部の視点から考察を進めていきたいと思う。

6 口頭発表(一般)
三星財閥創業者・李秉喆の挫折と再起 ―韓肥事件から三星電子の創業まで
経営史学会第46回全国大会
2010/10/02

韓国・三星(サムスン)財閥の創業者・李秉喆の企業家活動は戦前・戦後の韓国現代史の中で激変する政治変動との関連で形成され、特徴づけられてきた。特に1960年代には4.19学生革命(1960年)で李承晩政権が崩壊し、5.16軍事革命(1961年)が勃発すると三星の成長は否定され、前政権と結託した「不正蓄財者」としての厳しい試練を受けた。1960年代後半になると、三星は再び政治に翻弄される。韓肥事件(1966年)を境に、李秉喆は企業家として再び挫折を味わった。①工場建設が終了次第、同社を国家に献納、②事件の責任を取り自ら経営第一線から引退、という内容であった。三星にとっても深刻な危機であった。李秉喆は、一連の挫折からの再起の中で何を学んだのか。第一に、財閥経営の政治性を弱め、「不可遠、不可近」という距離感を維持した。第二に、グループ後継者問題において経営能力重視を明確化した。

7 口頭発表(一般)
三星財閥創業者・李秉喆の経営理念 ―事業報国と人材第一を中心に―
経営史学会関東部会6月例会
2010/06/26

三星財閥創業者である李秉喆の経営理念は主に3つあるが、本研究では特に中心的な2つの理念、すなわち、事業報国と人材第を中心に、その形成過程と具体的な実践の状況を考察した。

8 口頭発表(一般)
韓国財閥の発展と現代的課題
企業経済研究会2010年3月例会
2010/03/10

「韓国 -財閥の形成、発展、諸問題-」(中川涼司・高久保豊編著『東アジアの企業経営 -多様化するビジネスモデル-』ミネルヴァ書房、2009年7月、23~47頁)での研究をふまえ、韓国におけるその後の財閥問題について特に三星を中心に考察した。

9 口頭発表(招待・特別)
三星創業者・李秉喆の理念と行動 -人材経営を中心に-
湖巖李秉喆先生誕辰100周年記念国際学術シンポジウム
2010/02/10



10 口頭発表(一般)
世界同時不況克服に向けた韓国企業の対応と課題
アジア経営学会第16回全国大会 統一論題報告
2009/09/13



11 口頭発表(招待・特別)
韓国企業における社外理事と理事会改革 ―日本企業との比較を中心に―
East Asia Inter-regional Conference 第17回国際学術釜山大会
2009/08/18

IMF経済危機(1997年)の最中、経済再建を目指した金大中政権の政治目標の一つが財閥改革であり、他の政策とともに社外理事(取締役)制度の導入が強力に進められた。韓国財閥における社外理事制度と理事会改革の可能性を、特にSKグループを中心に考察した。また韓国の理事会改革を分析する手がかりとして、歴史的視点に基づいた日本の社外取締役制度に注目した。

12 口頭発表(一般)
韓国におけるコーポレート・ガバナンス -会社機関による監視-
日本経営教育学会コーポレート・ガバナンス研究会
2008/08/25

IMF経済危機を起点に急進的財閥改革が始められ、10年が経過した。この10年間に韓国においてはコーポレート・ガバナンスの構築面でどのような変化が見られ、経営のあり方にはどのような影響が発生したか。理事会と株主総会に焦点を当て、会社機関によるガバナンスの特徴と問題点を整理・考察した。また財閥のコーポレート・ガバナンス改革における市民団体の役割について考察した。

13 口頭発表(招待・特別)
創業企業家 李秉喆の成功と挫折
韓国企業経営学会国際学術セミナー
2008/07/05

韓国を代表する財閥である三星グループの創業者・李秉喆の企業家活動は「韓国近代史の縮小版」と呼ばれるに相応しい、起伏に富んだ内容を持っている。激しい政治変動の中で彼の企業家活動は実践され、度々の挫折を味わうものの、そのたびごとに困難を克服し再起に成功した。この過程で彼は何を学んだのか。多くの財閥企業家一般とは異なる、特異な経営者能力の根底にある価値観や理念を分析した。

14 口頭発表(招待・特別)
韓国財閥の昨日と今日 -三星-
韓国・成均館大学校東アジア研究院特別講演
2007/11/21

韓国を代表する三星グループを題材に、創業者・李秉喆(イ・ビョンチョル)の時代と、2代目・李健熙(イ・ゴンヒ)の時代のそれぞれの企業家活動を考察した。歴史的視点から、韓国建国後から現在に至る政治変動と企業家活動の関係を分析した。70年の歴史を刻む三星の場合、紆余曲折を経て現在に至ったが、韓国経済を先導する圧倒的な経営力は着実に継承され、発展してきた。

15 口頭発表(招待・特別)
創業期のトヨタ自動車と三星電子 -新規事業展開とファミリービジネス-
アジア・ヨーロッパ未来学会創立5周年記念国際学術大会 -世界化時代のアジアとヨーロッパの協力関係:回顧と展望-
2006/11/10

創業期のトヨタ自動車(1930年代末)と三星電子(1960年代末)における新規事業展開について、その成功諸要因を分析し、両社がファミリー・ビジネス形態であったこととの関連から考察した。創業者であった豊田喜一郎と李秉喆について、事業構想や企業家精神などについても分析した。

16 口頭発表(招待・特別)
日韓企業間の戦略的協力関係の構築について
第5回 日韓新世紀フォーラム -日韓新しい課題への挑戦-
2006/10/30

日本と韓国の企業間で進行する戦略的提携の現状を整理し、特に中国を舞台にした日韓企業の企業間提携を分析した。合わせて、今後東アジア次元での充足的な多国間関係が深まるにつれて企業間の戦略的提携がどのように変化していくのか展望し、それらと政治的ファクターとの関係にも触れた。

17 口頭発表(一般)
韓国における企業統治改革の進展と財閥の所有構造
日本経営教育学会コーポレートガバナンス研究会
2004/07/17

IMF経済危機後の所有構造の変化を、韓国経済全体のレベルと個別財閥のレベルで捉え、企業統治問題との関連から考察した。

18 口頭発表(一般)
Chaebol Reform and Corporate Governance in Korea
The First Keio-UNU-JFIR Panel Meeting "Economic Development and Human Security: How to Improve Governance at the Inter-Governmental, Governmental and Private Sector Levels in Japan and Asia.
2004/02/13

韓国における財閥(チェボル)改革とコーポレートガバナンス<Chaebol Reform and Corporate Governance in Korea>を発表。特にIMF経済危機以降の質的変化として注目される所有構造の変化と外国資本の影響力の高まりが、財閥経営に与える影響について考察した。

19 口頭発表(招待・特別)
グローバリゼーションと韓国的経営
国際高麗学会日本支部第7回学術大会(大阪教育大学天王寺キャンパス)
2003/11/30

IMF経済危機後、一連の構造調整過程で韓国経済はダイナミックな開放体制に移行した。グローバリゼーションを外国資本の影響力の高まりという視点から捉えると、韓国の財閥経営は非常に大きな転換点を迎えるに至った。外国資本との競争に財閥が直面する様子を考察した。

20 口頭発表(招待・特別)
日本金融機関の経営再建とCEOの役割 ―新生銀行・八城政基の改革―
韓国専門経営人(CEO)学会第3回国際学術シンポジウム(韓国貿易センター(ソウル))
2002/01/19

日本の金融機関がどのような改革プログラムを進めているのか、最もドラスティックな動きを見せている新生銀行について、紹介した。特に米国企業での経営者経験を持つトップ・マネジメントの八城政基の改革の意義と特徴を指摘した。

21 口頭発表(招待・特別)
日本企業のコーポレート・ガバナンス改革について―取締役会の改革を中心に―
梨花女子大学校経営研究所第11回秋季国際学術シンポジウム(梨花女子大学校(ソウル))
2001/11/08

現在東アジアにおいて広く議論されているコーポレート・ガバナンス問題について、取締役会改革や株主総会改革を中心にした日本企業の取り組み事例について、特徴と問題点を、事例をもとに整理した。

22 口頭発表(招待・特別)
日本の中小企業におけるIT化推進戦略と政策支援
韓国生産性学会第8回生産性経営者大賞および政策セミナー兼学術発表大会(高麗大学校(ソウル))
2001/10/20

日本の中小企業が、どのようなIT化戦略を展開し、政府機関はどのように政策支援を行っているのか、具体的事例に基づいて整理した。

23 口頭発表(一般)
韓国財閥における企業統治問題
アジア経営学会第8回全国大会(立命館大学)
2001/10/07

IMF経済危機を招いた「犯人」として位置付けられた韓国財閥に対して発動された一連の強権的政策が、韓国におけるコーポレート・ガバナンス問題の初めであった。オーナーファミリーの強固な所有・経営支配状況という、韓国的特徴の展開が今後を占う鍵である。

24 口頭発表(一般)
韓国財閥における経営権継承問題
日本経営学会関東部会例会(慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス)
2001/07/14

政府からの厳しい財閥改革政策にもかかわらず、経営状態が良好な財閥では世代交代の進展とともに、創業ファミリー間での経営権継承が進んでいる。現代自動車・三星・SKなどの事例をもとにその特徴を整理した。

25 口頭発表(招待・特別)
ホンダのオーナー経営における専門経営者の役割 ―本田宗一郎を支えた藤沢武夫―
韓国専門経営人(CEO)学会第2回国際学術シンポジウム(韓国貿易センター(ソウル))
2001/02/16

戦後の廃墟から立ち上がった代表的創業者企業としてのホンダについて、創業技術者・本田宗一郎と、それを支えた創業経営者・藤沢武夫の役割と意義について、具体的事例をもとに指摘した。

26 口頭発表(招待・特別)
財閥オーナーの経営支配について―転機を迎える韓国財閥―
現代韓国朝鮮学会創立大会(慶應義塾大学三田キャンパス)
2000/11/18

韓国における一連の財閥改革の中で、オーナー一族による所有・経営支配の側面はどのように変化してきているのか。現代や三星の具体例を参考に、世代交代との関連から、現状および方向性を整理した。

27 口頭発表(招待・特別)
三井財閥における番頭経営について―池田成彬による三井防衛政策を中心に―
韓国経営史学会第7回国際学術大会(梨花女子大学校(ソウル))
1999/11/20

戦前昭和期における三井財閥を支えた専門経営者出身の総帥・池田成彬の思想と戦略について整理した。いわゆる番頭と専門経営者の違いについても、主人(オーナー)との関連から指摘した。

28 口頭発表(一般)
韓国における財閥体制の変容―企業構造調整の本質を巡って―
日本経営学会第73回大会(同志社大学今出川キャンパス)
1999/09/08

IMF経済危機後の韓国財閥において財閥改革が進んだが、金大中政権の対財閥政策の問題点、特に、政治の論理と経済の論理のズレを指摘した。と同時に、財閥側からの改革実践の必要性についても指摘した。

29 口頭発表(招待・特別)
松下電器における企業発展と専門経営者 ―高橋荒太郎と山下俊彦―
韓国専門経営(CEO)学会第1回国際学術シンポジウム(崇實大学校(ソウル))
1998/12/22

企業における最高意思決定(トップ・マネジメント)のあり方と企業発展の関連性について言及した。松下電器を事例に、高橋や山下という専門経営者の意義について整理した。

30 口頭発表(招待・特別)
三井財閥の解体と企業集団への再編成
韓国経営史学会第6回国際学術大会(梨花女子大学校(ソウル))
1998/11/14

戦後日本において実施されたGHQによる財閥解体について、三井財閥の人的側面を中心に整理した。その上で戦後の企業集団の形成につながる側面を指摘した。

31 口頭発表(一般)
韓国における経済危機と財閥の「改革」
日本経営学会関東部会例会(早稲田大学)
1998/06/27

IMF経済危機後の韓国財閥における一連の財閥改革過程を、金大中政権の対財閥政策の視点から整理した。政治の論理と経済の論理の整合性の難しさを指摘した。